新NISAの普及とともに、高い成長率を誇る**NASDAQ100(ナスダック100)**への投資が注目されています。
しかし、教育費や住宅ローンを抱える会社員にとって、最大の悩みは銘柄選びよりも**「毎月の積立額」**ではないでしょうか。
- 「いくら積み立てれば将来の備えになる?」
- 「無理をして家計が苦しくなるのが怖い」
- 「他の家庭は月々いくら投資に回しているの?」
この記事では、子持ち会社員が現実的に継続できるNASDAQ100の積立額を、年収別のシミュレーションとともに解説します。
投資を始める前、私は「どれだけ積立すれば安心なのか?」が全く分からずとても不安でした。
特にNASDAQ100は値動きが激しいというイメージが強く、
「多すぎても生活が苦しくなる」「少なすぎて不安が消えない」という板挟みに悩んでいました。
このページでは、実際に私が自分の生活費や家計のバランスを考えながら決めたNASDAQ100の積立額の目安と考え方を紹介します。
なぜ「積立額」の設定で失敗してしまうのか?
SNSの高額積立を基準にしてしまう
→ 家計状況が全く違う他人の成功例は、再現性が低い
ボーナスありきで毎月積みすぎる
→ ボーナスが減った瞬間に積立が苦しくなる
暴落時に「生活費を崩すかも」と感じてしまう
→ 売らされる不安が、最大のストレスになる
初心者が陥りやすい失敗は、**「SNSの成功例を真似して、家計ギリギリの金額を設定してしまうこと」**です。
NASDAQ100は高い成長が期待できる一方で、値動きが大きいため、
積立額を増やしすぎると「下落時の不安」が強くなりやすい指数でもあります。
そして子育て世帯の場合、この不安は「投資の問題」だけで終わりません。
日常生活では、いつ発生するかわからない支出リスクを常に抱えているからです。
子育て世帯には以下の支出リスクが常にあります。
- 教育費: 塾代、習い事、急な進学方針の変更
- 住居費: ローン返済、固定資産税、修繕積立金
- 予備費: 家族の病気や怪我、家電の故障
暴落で資産が減ることも怖いですが、子持ち会社員にとって本当に不安なのは
**「急にお金が必要になったとき、評価損の出ているNASDAQを売らざるを得ない状況」**ではないでしょうか。
相場が下がった時に「生活費が足りない」とパニックになり、安値で売却(狼狽売り)してしまうのが最大の損失です。
教育費や予想外の出費があるからこそ、積立額は「理論上できる金額」ではなく、
不安なく続けられる金額であることが何より重要です。
実際、我が家も積立額を高く設定しすぎて、下落局面で「このまま続けて大丈夫か?」と本気で悩んだことがあります。
現実的な目安は「世帯年収の5〜10%」
子持ち会社員が無理なく投資を続けるための黄金比率は、**世帯年収(額面)の5〜10%**を投資枠に割り当てることです。
この比率をおすすめする理由
- 生活の質を落とさずに運用を継続できる
- 30%程度の暴落が来ても、家計へのダメージを限定できる
- 新NISA枠を使い切ることに固執せず、現金(キャッシュ)も確保できる
【年収別】NASDAQ100 積立額シミュレーション
世帯年収別に、無理のない積立ラインをまとめました。
この記事で考える「現実的な積立額」の前提
この記事で紹介する積立額は、
「理論上できる最大額」ではありません。
以下のような、ごく一般的な子育て世帯を前提にしています。
- 生活防衛費はすでに確保しており、投資とは完全に分けて考えている
- ボーナスは生活費や予備費に回し、毎月の積立のみで考える
- 短期の値動きに振り回されない、10年以上の長期積立
- 今後、教育費や家計負担が増えていくことを織り込んでいる
👉「無理なく、続けられるか」を最優先にしています。
| 世帯年収 | 積立割合 5%(堅実) | 積立割合 7%(標準) | 積立割合 10%(積極) |
| 400万円 | 約1.6万円 / 月 | 約2.3万円 / 月 | 約3.3万円 / 月 |
| 600万円 | 約2.5万円 / 月 | 約3.5万円 / 月 | 約5.0万円 / 月 |
| 800万円 | 約3.3万円 / 月 | 約4.6万円 / 月 | 約6.6万円 / 月 |
| 1,000万円 | 約4.1万円 / 月 | 約5.8万円 / 月 | 約8.3万円 / 月 |
年収400〜600万円: 月1〜3万円台からスタートし、まずは「市場に居続けること」を優先しましょう。
年収800万円〜: 月5万円以上も視野に入りますが、子供の成長に合わせた「現金比率」の調整が鍵となります。
正直に言うと、最初は「どれだけ積み立てても意味があるのか?」と疑問を持っていましたが、
基本的な生活費・余剰資金の考え方を学ぶうちに、
「目標を明確に決めること自体が安心感に繋がる」と実感しました。
【運用シミュレーション】将来いくらになる?
「月数万円の積立で本当に意味があるの?」という疑問に答えるため、将来の資産額を予測しました。
計算条件
- 想定利回り(年率):10%(NASDAQ100の過去実績より保守的に設定)
- 積立期間:15年(子どもが生まれてから高校卒業・大学入学までを想定)
| 毎月の積立額 | 15年後の元本 | 15年後の評価額 | 銀行預金との差 |
| 1万円 | 180万円 | 約414万円 | +234万円 |
| 3万円 | 540万円 | 約1,243万円 | +703万円 |
| 5万円 | 900万円 | 約2,072万円 | +1,172万円 |
※銀行預金は金利0.01%として計算。 月1万円の積立でも、15年後には国立大学の4年間の授業料をカバーできる可能性があることがわかります。
※NASDAQ100の過去10年の年平均リターンは約18%超です。
【番外編】もし過去10年の「年率18%」が再現されたら?
NASDAQ100の過去10年(2014年〜2023年末)の年平均リターンは、約18%という驚異的な数字でした。 もし「次の10年」も同じ成長が繰り返された場合、資産はどのように増えるのでしょうか?
計算条件
- 想定利回り(年率):18%
- 積立期間:10年
| 毎月の積立額 | 10年後の元本 | 10年後の評価額 | 運用益 |
| 1万円 | 120万円 | 約310万円 | +190万円 |
| 3万円 | 360万円 | 約930万円 | +570万円 |
| 5万円 | 600万円 | 約1,551万円 | +951万円 |
- 元本が2.5倍〜3倍に: たった10年で、投資したお金が3倍近くに膨れ上がります。
- 月5万円で1,500万円超え: 10年間継続するだけで、老後資金や住宅ローンの繰り上げ返済、子供の大学費用をすべてカバーできるほどのインパクトがあります。
もちろん、投資に「絶対」はありませんが、これが**「最強の指数」**と呼ばれるNASDAQ100が持つ爆発力です。
「ただし、期待しすぎには注意!」 年率18%は歴史的な好景気の結果です。これからは成長が鈍化する可能性も考え、先ほどの「年率10%」のシミュレーションを基本の計画とし、18%は「もしこうなったら最高!」という期待値として持っておくのが、冷静な投資判断のコツです。
2026年最新版:NASDAQ100積立に最適な銘柄と口座
効率よく運用するために、コストの低い銘柄選びが重要です。
1. 新NISAは「成長投資枠」を活用
NASDAQ100は、新NISAの**「成長投資枠」**で購入可能です。積立設定をしておけば、つみたて投資枠と同じように自動で購入できます。
2. コスト重視の銘柄選び
- 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド
- eMAXIS NASDAQ100(今年からつみたて投資枠で購入可能になります)
- ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
これらの銘柄は100円から積み立て可能で、子持ち世帯の「少額スタート」に最適です。
失敗を防ぐ!積立額決定「3つのチェックポイント」
金額を決める前に、以下の3点に「YES」と言えるか確認してください。
- 生活防衛資金は確保できているか?(生活費の半年〜1年分)
- 価格が一時的に半分になっても、夜ぐっすり眠れる金額か?
- パートナーと投資のリスクについて共有できているか?
まとめ|「少額でも継続」した人が最後には勝つ
子持ち会社員の資産運用で最も大切なのは、**「退場しないこと」**です。
- まずは年収の5〜10%を目安にする
- ライフイベントに合わせて柔軟に増減させる
- NASDAQ100の成長を信じて、時間を味方につける
我が家では、将来の家族の安心を最優先に考え、
毎月3万円(臨時収入を除く)をNASDAQ100の積立に回す
というルールを決めています。
その結果、無理なく続けられるだけでなく、
日々の値動きに振り回されずに済んでいます。
積立額に絶対的な正解はありません。
ただ、
「相場を見なくても、家族と安心して生活できる金額」
これこそが、子持ち会社員にとっての正解だと思っています。
あなたと家族の未来のために、今日から「現実的な一歩」を踏み出しましょう。


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